大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

高野山 大宝蔵展

孔雀明王 快慶作 金剛峯寺
【以下は引用】
和歌山・高野山で大宝蔵展 開創1200年に合わせ9月27日まで

 開創1200年を迎えた高野山の「霊宝館」(高野町)で高野山大宝蔵展「高野山の名宝」が開かれている。快慶作の仏像「孔雀(くじゃく)明王像」など各寺院に伝わってきた多くの文化財の中からえりすぐりの約60点が展示されている。

 かつて高野山には千を超える寺院があったが、火災などで多くの文化財も失われた。その一方、現在の117ある寺院は、災害などの歴史をくぐり抜けてきた重要文化財や国宝などを所蔵している。

 「孔雀明王像」は鎌倉時代の作で、毒蛇やサソリなどを食べる孔雀の背に明王が座り、災厄を払うとされる。開創法会期間中に特別展示されていたが、好評だったことを受けて再び公開。同館の鳥羽正剛学芸員は「保存状態が良く、彩色も素晴らしい。孔雀の細い2本足で全体を支えるバランスの技術も感じられる」と話した。

 また、平成25年から2年がかりで保存修復が行われた重文の「浅井久政像」(安土・桃山時代)、「浅井長政像」(同)、「浅井長政夫人(お市の方)像」(江戸時代)の3枚も特別展示。修復の工程についても写真などで紹介している。江戸時代の「高野山壇上寺中絵図」は700あまりの寺院が描かれ、現在の姿と見比べられ、色鮮やかな曼荼羅(まんだら)や来迎図なども展示されている。

 9月27日まで。前期展は今月17日までで、展示品を一部入れ替えて後期展は20日から。午前8時半~午後5時半(入館は5時まで)で、会期中無休。大人600円、高・大学生350円、小中学生250円。問い合わせは同館(電)0736・56・2029。
http://www.sankei.com/region/news/150808/rgn1508080019-n1.html

高野山霊宝館について
http://www.reihokan.or.jp/syuzohin/cyokoku.html

朝日新聞 匠の美 あまりに手抜きです…

薬師寺三尊N

  朝日新聞に「匠の美」という連載がある。お読みになっている方も多かろう。久保田狐庵氏撮影の写真は毎回魅力的、また、秋山豊寛京都造形芸術大教授のエッセイは面白かったが、いまのU奈良大教授に代わってからの文章はあまりの手抜きに驚く。朝日新聞の本欄の編集者は、こうしたクオリティの低さをどこまで意識しているのだろうか。
  小生は2015年7月4日掲載の「薬師寺『薬師如来坐像』 金属を理解した肉体美」を読んで驚いた。全体の約半分は和辻哲郎の引用。先生の字数稼ぎのような駄文の前半を割愛して、『古寺巡礼』の該当部分をそのまま掲載していただいた方が読者にとってはるかにためになるだろう。
  同様に2015年7月18日掲載の「唐招提寺 触れたくなる円柱」では亀井勝一郎『大和古寺風物誌』の引用・・・と、失礼ながらU教授は自分の言葉で「匠の美」を表現しようとはしていない(あるいはできない)のではないかとすら感じる。専門分野も異なり、おそらく東奔西走で大変、お忙しいゆえであろうか。先生を非難する趣旨ではなく、かかる良いスペースを持っているにもかかわらず、こうした手抜きの記事を臆面もなく掲載する新聞社を叱正したい。
  因みに、2015年7月24日 日経新聞「旅する弥勒 十選」の第1回、立川武蔵「広隆寺の半跏思惟像」は本質に迫ろうとする深い記述。その差は歴然。

(参考)
http://www.asahi.com/be/takuminobi/

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