大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

なにわの仏教美術、順次公開 独自の神仏習合映す

大阪 渡来人マップ

面白い記事なのでピックアップ。上記は http://yamatokoji.blog116.fc2.com/blog-entry-449.html から。
ご参考まで。

【以下は引用】

 大阪市教委が今年度を通して、市内に点在する古寺の仏教美術を特別公開する催しを始める。数々の存亡の危機を乗り越えた多彩な仏画や仏像を順次公開する。

運慶と快慶、奈良・東京で展覧会

 大阪市内には千を超す寺院があるという。だが、江戸時代の「三大大火」や、1945年の大阪大空襲などで何度も被災。明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響もあり、寺宝も大半が失われたとみられていた。

 一方、近年の市教委の調査で、200点を超す仏教美術が各寺に残っていることが判明。それらを7回程度、現地の寺や「辰野ひらのまちギャラリー」(中央区平野町1丁目)で期間限定でみせる。

 1回目(30日~7月5日)は、このギャラリーで各寺社の仏画を紹介。市指定文化財を中心に、室町から江戸時代までの十数点を公開する。「刺繡(ししゅう)青面(しょうめん)金剛画像」(四天王寺蔵)は、長寿や息災を願う道教由来の「庚申(こうしん)信仰」の本尊。杭全(くまた)神社蔵の「牛頭(ごず)天王画像」は元々、インドの祇園精舎の守護神だ。

 2回目(7月9~11日)は「天下茶屋の聖天さん」で知られる正圓(しょうえん)寺(阿倍野区松虫通3丁目)で、江戸時代の珍しい仏像群二十数点を見せる。「木造天川弁才天(てんかわべんざいてん)曼荼羅(まんだら)」の異形さが際立つ。厨子(ずし)の中に水神の化身・ヘビ、童子や宝珠などがひしめく。赤い体に忿怒(ふんぬ)の顔の彫像は愛染明王にも見えるが、カメに乗って立つ「木造童子形男神(どうじぎょうだんしん)立像(りゅうぞう)」という。

 この2回には共通テーマがある。日本古来の神々への信仰と、伝来した仏教とが融合した「神仏習合」。市教委の鈴木慎一研究副主幹は「四天王寺や住吉大社など、大阪は神仏習合の影響を受けた信仰拠点だった。色々な信仰がまじり、独自性をもった仏像や仏画も伝来している」と言う。

 3回目以降は東大寺(住吉区)、金台(こんたい)寺(天王寺区)、三津寺(中央区)でも寺宝を公開予定。辰野ひらのまちギャラリーでは、大坂(石山)本願寺の前身の御坊を築いた蓮如をテーマにした展示も構想中だ。大阪には宗教都市の歴史もあることを学べる構成になる。

 1、2回目は午後1~4時。市教委学芸員の解説もある。朝日新聞社など共催。資料代として1回100円(学生無料)。市教委文化財保護課(06・6208・9168)。(清水謙司)
http://www.asahi.com/articles/ASK6K4QWHK6KPLZL001.html

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