大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

横浜市に平安時代の仏像が・・・

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菩薩立像 平安時代

 奈良、京都など近畿地方の仏像の集積は圧倒的である。しかし、東京をはじめ首都圏にも多くの優れた仏さまが鎮座している。そのなかにあって、以下の嬉しいニュースが配信されている。日本の仏像を守ってきた「伝統」は、ここにも息づいている。

仏像3件が市指定文化財に 横浜最古のものも
2010.10.26 22:59 産経新聞ニュース

横浜市が文化財に指定した平安時代の「木造菩薩立像」 横浜市は26日、平成22年度の市指定文化財として、新たに平安時代から鎌倉時代までの仏像3件を認定した。市は昭和63年に指定文化財の認定を始め、今回の3件を含めて指定文化財は146件になった。認定された作品のうち、平安時代の仏像は、市内に現存する木製の彫像の中で最も古いものの一つと考えられている。 
 南区の光明寺が収蔵する「木造菩薩立像」は、頭を含む像の中心部を一本の材木から彫りだす「一木(いちぼく)造り」の技法で製作されており、平安時代(10世紀末)の作品とされる。

 奥行きのある体の表現や、ゆったりした立ち姿の特徴から、当時、政治や経済の中心地で、仏像作りも盛んだった近畿地方で制作された可能性が高いという。市は「美術的価値が高く、貴重な作品」と話している。

 そのほか、市の指定文化財に認定されたのは鎌倉時代に作られた「木造大日如来坐像」と「木造阿弥陀如来及び両脇侍像」(3体)の2件。ともに木の内側をくり抜き、あとで張り合わせて仏像にする「割(わり)はぎ造り」で、表面には金箔(きんぱく)が施されている。

 「大日如来坐像」は室町時代に建立された古刹(こさつ)、龍華寺(金沢区)の本尊で、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した仏師、運慶の技法を受け継ぐ作風で制作されている。

 宝蔵院(同)所蔵の「阿弥陀如来及び両脇侍像」は鎌倉時代初頭の作品とみられ、平安と鎌倉の両時代の作風が混じり合っているという。

 いずれの仏像も普段は公開されていないが、指定文化財になったことを記念し、12月11日から市歴史博物館(都筑区)で開催される「横浜市指定・登録文化財展」で一般公開される。来年1月10日まで。

 市は「一般公開では、たくさんの人に貴重な仏像の美しさを見てほしい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/101026/kng1010262301009-n1.htm

テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

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