大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

空海と密教美術展 魅力の彫刻3 神護寺五大虚空蔵菩薩像

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 神護寺(最澄・空海ゆかりの平安仏教の中心地)からは、五大虚空蔵菩薩像のうち蓮華虚空蔵菩薩坐像、業用虚空蔵菩薩坐像の2体が出展されている。これも隠れた見所であり、ご尊顔はなんとも静謐で思惟的である。

 仏師は、動態的、威嚇的、威圧的な天部像をつくる一方で、こうした静態的、法悦的、思索的な菩薩を彫ることで精神のバランスをとっていたかも知れない。
 神護寺については、このブログで書いてきた。この仏さまについては以下のように想像してみる。

 ー帰化人、渡来人およびその閨閥の存在はながく根をおろし、難波、河内、法隆寺、奈良、飛鳥へと続く「聖徳太子の道」に、有力寺院関係者が住まい活動していたこと、そして、その人脈からみても、この道にそって大いに行き来があったのではないかということこそ重視すべきと思っている。神護寺の前身の神願寺は河内方面にあり、いまも残る有力寺院でいえば、たとえば観心寺がある。神護寺のほこる国宝五大虚空蔵菩薩像は、この観心寺如意輪観音像と近似性がある。ー
http://yamatokoji.blog116.fc2.com/blog-entry-186.html


【以下は引用】
木造五大虚空蔵菩薩坐像
多宝塔に安置。五大虚空蔵菩薩は密教の五智如来の変化身とされる。曼荼羅などの画像では法界虚空蔵(白)を中心に、東・南・西・北にそれぞれ金剛虚空蔵(黄)、宝光虚空蔵(青)、蓮華虚空蔵(赤)、業用(ごうよう)虚空蔵(黒)を配するが、神護寺多宝塔内では現状、向かって左から宝光虚空蔵、蓮華虚空蔵、法界虚空蔵、業用虚空蔵、金剛虚空蔵の順に横一列に坐す。史料から承和年間(834 - 848年)の造像と推定されている。本尊薬師如来立像と同様平安時代初期の作品だが、作風は穏やかで、技法も異なっている。基本的には一木造だが、表面には厚く乾漆を盛り上げ、彩色を行っている。一般には公開されていない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%AD%B7%E5%AF%BA

テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

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