大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

天福寺の木彫り仏像群 国内最多の規模

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http://www.e-obs.com/rekisi/kodai/heian1/tenpukuji2.htm

  ここのところ、九州で古い仏像が再発見されている。背景にはその(再発見の)時代に、歴史と伝統があり強固な集団(渡来人、帰化人)の存在があったからだろう。若い頃、博多に勤務していたが、いかに朝鮮に近いかを実感する経験をした。古代においてはおそらく一体化されていたであろうことは想像にかたくない。仏像の伝来も、当地での造像も違和感はない。これからも大いに再発見、新発見に期待したいところである。

【以下は引用】
天福寺の木彫り仏像群 国内最多の規模

[2011年10月14日 14時21分]

 県立歴史博物館(宇佐市)は14日、天福寺奥の院(同市)の木彫り仏像群(約70体)のうち、40体の制作年代がこれまで推定されていた平安時代後期(11~12世紀)ではなく、奈良時代中期から平安時代初期(8~9世紀)と判明したと発表した。従来の通説から約300年も古かったことになる。同博物館によると、現存する奈良時代(8世紀)の木彫り仏像は全国的にも少なく、1カ所に伝わる仏像群としては唐招提寺(奈良県)の16体、法隆寺(同)の12体を大きく上回り、国内最多規模という。 
 538年に仏教が伝来して以降、木彫りの仏像が本格的に制作されるのは奈良時代の半ばから。同博物館によると国内に残っている木彫り仏像群としては最も古い時期に属するという。
http://www.oita-press.co.jp/print.php?print_type=localNews&print_first_genre=&print_second_genre=&print_news_id=2011_131856989756

 大分県立歴史博物館は14日、同県宇佐市の天福寺奥院おくのいんで見つかった木彫仏40体が、奈良時代中期から平安時代初期(8世紀中頃~9世紀初め)に作られたものであることが判明した、と発表した。これまでは、平安後期(11~12世紀)の制作とされていたが、放射性炭素年代測定法などによって、約300年遡ることが分かったという。同博物館は「木彫仏としては九州で最古級。これだけ古いものがまとまって残っているのは全国でも珍しい」と説明している。

 発表によると、仏像は高さ70センチ~1・5メートルの立像や座像。寺は鎌倉時代に建立され、昭和初期に廃止された。古くから奥院の石窟内の小堂に約70体の木彫仏があることが知られていたが、本格調査が始まったのは1974年。このうち塑造三尊仏像(8世紀後半)はすでに国重要文化財に指定されている。

 仏像群は現在、同博物館が保管している。今月21日から仏像の特別展を開くのに合わせ、制作年代を再調査した。

(2011年10月14日 読売新聞)

テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

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