大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

神奈川の仏像、重文新指定

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木造十二神将立像の一部(横須賀市教育委員会提供)

【以下は引用】

鎌倉の仏像2体、横須賀の立像1組 国の重文に指定

2012年4月21日

文化庁の文化審議会は二十日、鎌倉市の明王院(十二所)所蔵の木造不動明王坐像(ざぞう)と、建長寺(山ノ内)所蔵の木造蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)坐像の仏像二体、横須賀市公郷町の曹源寺が所有する木造十二神将立像を国の重要文化財(重文)に指定するよう平野博文文科相に答申した。

◆不動明王坐像

 高さが八五・二センチ。鎌倉幕府四代将軍の藤原頼経が、一二三一年から三五年にかけて造った鎌倉五大堂に祭られた五大明王像の中尊に当たる。作者は当時の代表的な仏師の肥後定慶との説があり、十三世紀の鎌倉地方の彫刻を代表する作例として貴重と評価された。

 五大明王像のうち、不動明王を除く四体は江戸時代初期に火災で焼失。作り直されて不動明王と一括で市文化財に指定されている。毎月二十八日の縁日に公開されている。

◆蘭渓道隆坐像

 蘭渓道隆(大覚禅師)は、中国の高僧で北条時頼が建てた建長寺の開山。鎌倉時代に制作された坐像はその肖像で、高さは六二・一センチ。境内の西来庵開山堂に安置されている。

 深く変化に富んだ衣紋など造形は力強い。慶派仏師の作品とみられ、禅僧の肖像彫刻である頂相(ちんそう)彫刻の名品と評価される。現在は県指定重文。通常は非公開だが、二十八日から五月十三日まで東京国立博物館で展示される。

◆十二神将立像

 鎌倉時代の制作。市教委の担当者は「身構えや持ち物などは、後世の十二神将像の手本になった可能性があると評価された。横須賀の鎌倉時代を考える上で、価値の高いものが指定され、喜ばしい」と話している。

 立像は十二体そろっており、一一九〇~一一九九年に制作されたとみられる。作風から運慶に関わりの深い仏師の作と考えられている。寄せ木造りで、高さ六七・六~九一・二センチ。保存状態が良く、動きのある姿や個性的な表情など生き生きとした力強さがある。

 立像はいずれも一九九八年から調査のため東京国立博物館に預けられている。
   ◇
 今回の指定で鎌倉市内の国の重文は、国宝(十五件)を含めて計百八十一件。横須賀市の国指定文化財は十二件目になる。  (斎藤裕仁、中沢佳子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120421/CK2012042102000092.html


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