大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝 1

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【以下はパンフレットからの引用】

 アメリカで最も古い美術館の一つに数えられるボストン美術館は、1870年に設立され、1876年の独立記念日に開館しました。開館時には5,600点であった収蔵作品は、ボストン市民による寄贈によって増え続け、現在では、古代から現代までの45万点以上のコレクションを誇ります。
 2010年には、5年もの歳月をかけて進められてきたボストン美術館の大改修プロジェクトが完成しました。この計画によって、新たにアメリカ館が建設されたほか、特別展や教育プログラムを行うスペースも拡充されました。140年の歴史を誇るボストン美術館は、常に進化し、魅力的な美術館へと生まれ変わり続けています。

◆フェノロサ
 フェノロサは明治11年(1878)明治政府のお雇い外国人として来日し、東京大学教授として政治学・哲学などの教鞭を執りました。来日後ほどなくして日本美術に開眼し、研究と収集を進める一方で、鑑画会という美術団体を主宰して新日本画復興運動を進め、東京美術学校(現東京藝術大学)の設立にも尽力します。
 明治23年(1890)に帰国後は、ボストン美術館日本美術部長の職に就き、アメリカで日本美術を広めることに熱心に取り組みました。フェノロサによる収集品は1,000点以上に及び、「平治物語絵巻」、尾形光琳「松島図屏風」などは第一級の名品です。

◆ビゲロー
 ボストンの医師であり資産家であったビゲローは、明治15年(1882)に来日し、フェノロサと共に日本美術の収集に情熱を傾けるとともに、鑑画会の画家たちの経済的支援も行いました。ビゲローは日本文化に心酔し、天台密教に改宗して月心という法号を得るほどでした。
 帰国後は長らくボストン美術館の理事を務めました。ビゲローによる収集品は約41,000点にのぼり、さまざまな画派の絵画や浮世絵から、彫刻、刀剣類、染織品と、実に広範囲にわたります。その中には曽我蕭白「雲龍図」を始めとする傑作が数多く含まれています。

◆岡倉天心
 東京大学でフェノロサに学んだ天心は、卒業後フェノロサとともに東京美術学校の設立に関わるほか、帝国博物館(現東京国立博物館)や日本美術院の創設にも携わりました。
 明治37年(1904)にはボストン美術館に迎えられ、後に中国・日本美術部長として「アジアはひとつ」のスローガンのもと、東洋の美術品の体系的な収集に力を注ぎました。またその間には『東洋の理想』や『茶の本』を英文で刊行しています。現在、ボストン美術館の敷地内には、天心の貢献を称えた日本庭園「天心園」があります。

http://www.boston-nippon.jp/boston/

◆ボストン美術館
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◆フェノロサ 
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◆ビゲロー
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◆岡倉天心

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ボストン美術館 幻の国宝人気No1は?

1雲龍図 曽我蕭白筆 江戸時代・宝暦13年(1763)

雲龍図 曽我蕭白筆 江戸時代・宝暦13年(1763)

65

2吉備大臣入唐絵巻 平安時代・12世紀後半

吉備大臣入唐絵巻 平安時代・12世紀後半

43

3平治物語絵巻 三条殿夜討巻 鎌倉時代・13世紀後半

平治物語絵巻 三条殿夜討巻 鎌倉時代・13世紀後半

39

4弥勒菩薩立像 快慶作 鎌倉時代・文治5年(1189)

弥勒菩薩立像 快慶作 鎌倉時代・文治5年(1189)

31

5龍虎図屏風 長谷川等伯筆 江戸時代・慶長11年(1606)

龍虎図屏風 長谷川等伯筆 江戸時代・慶長11年(1606)

28

6鸚鵡図 伊藤若冲筆 江戸時代・18世紀後半

鸚鵡図 伊藤若冲筆 江戸時代・18世紀後半

26

7松島図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀前半

松島図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀前半

19

8虎渓三笑図屏風 江戸時代・18世紀後半

虎渓三笑図屏風 江戸時代・18世紀後半

6

9法華堂根本曼荼羅図 奈良時代・8世紀

法華堂根本曼荼羅図 奈良時代・8世紀

4

10山水図 祥啓 室町時代・15世紀末~16世紀初

山水図 祥啓 室町時代・15世紀末~16世紀初

3

10四季花鳥図屏風 狩野永納筆 江戸時代・17世紀後半

四季花鳥図屏風 狩野永納筆 江戸時代・17世紀後半

3



10
唐織 紅地流水芦菊槌車模様 江戸時代・18世紀

唐織 紅地流水芦菊槌車模様 江戸時代・18世紀

3


中谷美紀

中谷美紀が3月20日(火)から6月10日(日)まで東京国立博物館にて開催される「ボストン美術館 日本美術の至宝」の音声ガイドスペシャルナビゲーターに決定した。

東洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇る。この日本美術コレクションは、ボストン美術館草創期に在職したアーネスト・フェノロサや岡倉天心以来収集が続けられてきた。その中には、日本の美術を語る上で欠かすことの出来ない優れた作品が多く含まれ、近年の調査においても多くの重要な作品が見いだされている。ボストン美術館は、作品保護の観点から作品の展示期間を厳しく制限しており、本展の開催にあたり、その出品作品のほとんどを、5年間にわたって公開を控えて準備。また、ボストン美術館では、ウイリアム・スタージス・ビゲローのコレクション寄贈100年記念事業として、日本とアメリカの協力のもと未公開作品を含む大規模な修復事業を行ってきた。本展は、修復された未公開作品を含む、日本美術コレクションの名品約90点を厳選して公開している。

中谷はナビゲーターを務めることについて、「今回、私の声を通じて、ボストン美術館に所蔵されている最高峰の日本美術の魅力を伝えられることを、大変光栄に思っております。奈良時代から江戸時代まで、いろいろな時代にタイムトリップしたような気分で、ガイドの台本を読みました。特におすすめは、ユーモアあふれる「吉備大臣入唐絵巻」でしょうか。私もわくわくしながらナレーションをさせていただきました。そして個人的に大好きな長谷川等伯「龍虎図屏風」。曽我蕭白の「雲龍図」と、実際に比べて見るのが待ち遠しいです。ぜひ、皆さんも作品をじっくりご覧になり、そしてガイドを聴いていただき、展覧会を楽しんでください。」とコメントを寄せた。
http://www.stardust.co.jp/news/index.php?category=8

テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

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