大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

聖徳太子について(2)

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 最近はなにを読んでいますか?

 聖徳太子の講話したという勝鬘経(しょうまんぎょう)を読んでいます。勝鬘経は、正式には勝鬘師子吼一乗大方便方広経といい、舎衛国波斯匿(はしのく)王の娘で在家の女性信者である勝鬘夫人が説いたもので、維摩経とともに僧ではなく在家の人が仏道を説いた経典です。聖徳太子はこの経典の注釈書『勝鬘経義疏』を著したといわれます。

 太子は生涯、在家の仏教信者だったわけですが、その太子が強いシンパシイを感じていたのがこの教典です。勝鬘とは「幸福の花飾り」の意味だそうですが、女帝である推古天皇に、同じく女性で釈迦からいわば仏教の最高のライセンスをもらえた勝鬘夫人のことを太子が説くのは「貴女もそうなれますよ」という隠喩があるように思えます。それ以上に、太子自身が、在家の勝鬘に強く惹かれていたのではないかと思えます。

 難しい本です。厖大な仏教についての知識がないととても読解でできないと思いますし、かつ太子は単にこの教典を紹介するのではなくて自分なりの解釈をここで述べていますが、それは僧でない在家の信者が仏教をどのように受容し、かつそれを日常の規範としうるかに強い関心があればこそでしょう。

 仏教の知識がない僕が読むと、とても忍耐を要し、その内容は難解でちんぷんかんぷんですが、唯一、太子が実によく仏教を研究し、それをわがものとしていたか、ということだけは朧気ながら実感できる気がします。

コメント

v-218こんにちはv-22はじめてやってみましたv-218私は、小6です。今、聖徳太子について勉強しているのでもっとi-1442知りたいので教えてくださいv-411

  • 2008/05/10(土) 09:45:10 |
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こんにちは

v-10先ほどの、小6です。みなさんは、聖徳太子のどんなところに興味ありますかv-236

  • 2008/05/10(土) 09:53:38 |
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  • 芹佳 #-
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