大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

朝日新聞 匠の美 あまりに手抜きです…

薬師寺三尊N

  朝日新聞に「匠の美」という連載がある。お読みになっている方も多かろう。久保田狐庵氏撮影の写真は毎回魅力的、また、秋山豊寛京都造形芸術大教授のエッセイは面白かったが、いまのU奈良大教授に代わってからの文章はあまりの手抜きに驚く。朝日新聞の本欄の編集者は、こうしたクオリティの低さをどこまで意識しているのだろうか。
  小生は2015年7月4日掲載の「薬師寺『薬師如来坐像』 金属を理解した肉体美」を読んで驚いた。全体の約半分は和辻哲郎の引用。先生の字数稼ぎのような駄文の前半を割愛して、『古寺巡礼』の該当部分をそのまま掲載していただいた方が読者にとってはるかにためになるだろう。
  同様に2015年7月18日掲載の「唐招提寺 触れたくなる円柱」では亀井勝一郎『大和古寺風物誌』の引用・・・と、失礼ながらU教授は自分の言葉で「匠の美」を表現しようとはしていない(あるいはできない)のではないかとすら感じる。専門分野も異なり、おそらく東奔西走で大変、お忙しいゆえであろうか。先生を非難する趣旨ではなく、かかる良いスペースを持っているにもかかわらず、こうした手抜きの記事を臆面もなく掲載する新聞社を叱正したい。
  因みに、2015年7月24日 日経新聞「旅する弥勒 十選」の第1回、立川武蔵「広隆寺の半跏思惟像」は本質に迫ろうとする深い記述。その差は歴然。

(参考)
http://www.asahi.com/be/takuminobi/

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamatokoji.blog116.fc2.com/tb.php/442-35995690
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad