大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

香薬師像の右手

香薬師像の右手

➡ まず、本の紹介から。こんな面白そうな本がでているのを知らなかった。是非、手に取ってみたい。

【以下は書籍の「内容紹介」から引用】

奈良・新薬師寺の香薬師立像は、旧国宝に指定され、白鳳の最高傑作と言われていた美仏。あまりの美しさから「金無垢でできている」という噂がたち、明治時代に2度盗まれたが、手足を切られ、純金製でないことが分かると2度とも道端に捨てられているのが発見され、寺に戻った。そして昭和18年、3回目の盗難に遭う。
「国宝香薬師盗難事件」は、戦時中の新聞にも報じられ、仏像ファンたちに大きな衝撃を与えた。2度盗まれて戻ってきた像だったが、今回ばかりは発見されず、未だ行方が分からない。
この行方不明の香薬師を見つけ出そうと、元産経新聞の記者である著者が取材を開始。新薬師寺住職の全面的な協力を得た調査では、まるでミステリー小説を地で行くような展開に。その結果、衝撃の新事実が発覚。ついに、「本物の右手」の存在をつかむ……。

https://www.amazon.co.jp/%E9%A6%99%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%83%8F%E3%81%AE%E5%8F%B3%E6%89%8B-%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%BF%E3%81%BB%E3%81%A8%E3%81%91%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%96%B9-%E8%B2%B4%E7%94%B0-%E6%AD%A3%E5%AD%90/dp/4062202891/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1484415108&sr=1-1&keywords=%E9%A6%99%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%83%8F%E3%81%AE%E5%8F%B3%E6%89%8B

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➡ 次に、この労作をきっかけとして、見つかった右手が大きな話題になっていることについて。

【以下は記事引用】

◆70年前盗難の重文仏像の右手戻り公開 「本体発見につながれば」 新薬師寺、奈良博

2016.12.26 20:31更新

 奈良市の新薬師寺から約70年前に盗まれて所在不明となっている白鳳期(7~8世紀)の「銅造薬師如来立像」(重要文化財、香薬師(こうやくし)像)の右手部分が見つかり、奈良国立博物館(奈良市)に寄託された。27日から一般公開され、関係者らは「本体発見につながれば」と、消えた傑作が戻ることを願っている。

 香薬師像は高さ約75センチで白鳳仏の代表的存在。明治時代に2度盗まれて寺に戻ったが、昭和18年に再び盗まれた。右手は最初の盗難後に切断され、3度目の盗難時に本体と一緒に盗まれたとみられていた。

 しかし、ノンフィクション作家、貴田(きだ)正子さん(47)が調べた結果、右手は別に保管され、神奈川県鎌倉市の寺に寄贈されていたことが判明。東京文化財研究所の調査で「白鳳期の金銅仏として矛盾する要素はない」と判断された。

 文化庁によると、平成27年度末現在で、国宝・重要文化財の美術工芸品のうち香薬師像を含む172件が「所在不明」。新薬師寺の中田定観住職は「これを機に情報が寄せられれば」と話している。

http://www.sankei.com/west/news/161226/wst1612260078-n1.html

◆行方不明の旧国宝、香薬師像の右手を72年ぶりに発見!

2016.10.12 19:39更新
㈱講談社
国宝盗難の謎に迫る衝撃のノンフィクション!「香薬師像の右手~失われたみほとけの行方~」は講談社から発売!

白鳳時代の仏像の最高傑作といわれる奈良・新薬師寺の香薬師像。昭和18年に3度目の盗難に遭い、行方不明になっていたが、このほどその一部である「右手」が昨年発見され、新薬師寺に返還された。

仏像の右手にたどり着いたのは、元新聞記者で、20年以上香薬師像の取材を続けている貴田正子氏。新薬師寺住職の全面的な協力を得て地道な調査取材をするうち、昭和18年の盗難時に本体と右手がバラバラになり、実は右手だけが盗まれていなかったこと、その右手も行方不明になっていることが判明する。本体とは別に右手探しを本格始動すると、彫刻家や美術史家らの証言が得られ、ついに右手の所在を突き止める。そして無事、新薬師寺への返還が行われた。行方不明であることさえ知られていなかった文化財を探し当て、元の寺に戻すという「前例のない文化財発見のニュース」だ。

東京芸術大学名誉教授で、日本彫刻史研究の権威である水野敬三郎氏も、この右手を「本物」と認め、「この手の出現は美術史的にも大きな意義を持っています」とコメントしている。

また、7月末に行われた東京文化財研究所の科学調査により、「白鳳時代の金銅仏であることを否定するものは何も出なかった」という結果が得られた。

今回発見されたのは、紛れもなく本物の香薬師像の右手。その美しい造形と発見までの物語に、仏像ファンならずとも魅了されること、間違いない。

[画像: http://prtimes.jp/i/1719/1143/resize/d1719-1143-671295-0.jpg ]

今回の歴史的発見に至る経緯をまとめたノンフィクション「香薬師像の右手~失われたみほとけの行方~」が講談社より刊行される。書籍には、発見までの経緯の詳細のみならず、調査取材中に見つかった衝撃的な写真や、著者が丹念に調べ上げた当時の新聞記事、資料などが多数掲載されている。

http://www.sankei.com/economy/news/161012/prl1610120316-n1.html

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➡ 過去に書いた以下の記事も参照。たまたまだが、これも産経新聞にて掲載されたもの

http://blog.livedoor.jp/shokkou/archives/1879505.html

香薬師如来像

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