大和古仏探訪

京阪神を中心に内外の古仏についていろいろと書いてみたいと思います。

西大寺にて

西大寺

  最近、どこか良いお寺に行きましたか・・?

  さんと一緒に西大寺に行きました。近くの風情ある秋篠寺にも久しぶりで参りましたよ。

  西大寺、面白かったねえ。秋篠寺の仏様も皆、立派だったねえ。

  西大寺と言えば、仏像では木心乾漆阿弥陀如来・釈迦如来・阿閦如来・宝生如来坐像のほか、四天王像 (四王堂)、吉祥天立像 (聚宝館)、十一面観音像 (四王堂) 本尊 、釈迦如来立像 (本堂) 本尊、愛染明王坐像 (愛染堂) 本尊、興正菩薩叡尊上人像 (愛染堂) 、文殊菩薩騎獅像 四侍者像 (本堂)、行基菩薩坐像 (聚宝館)などが有名ですが、なにか気にいった仏様に会えましたか。

  愛染明王坐像 (愛染堂) 本尊は秘仏で公開期間外だったので江戸時代の複製を見ました。興正菩薩叡尊上人像 (愛染堂、鎌倉時代)は離れていて良く見えませんでしたが、文殊菩薩騎獅像 四侍者像 (本堂)はお側近くで拝観して素晴らしかったです。

  古いものはあまり気に入らなかったが、江戸時代の仏様でも良いのが結構あるね。
 
  有名な塔本四仏坐像(重文:釈迦如来、阿弥陀如来、阿閦如来、宝生如来の4体で木心乾漆造。焼失した五重塔の初層に安置とも言われ、奈良時代末期の規準作。なお、4体のうち2体は東京と奈良の国立博物館に寄託)はどうでした。

  まあ悪くはないが、たぶんこの仏様は当時は結構沢山造られたんだろうな、と思ったね。いま残っているのはそれはそれで貴重なんだろうが、どうもマスプロの一つかなと思っちまうなあ。胸は打たんな。それにくらべて江戸時代の仏様は一品一品、懸命に彫っているように思ったね。

  さんの見方はとてもユニークですよね。解説もあまりご覧にならないし、仏様は古くても新しくてもあまり関係ない、という感じですね。ご自分が気にいればずっと佇むし・・。

  銘が入っていたり、作造した仏師がわかっていたりすると仏様の前に解説が書いてある。古いものは写真集や解説本などにも載っている。しかし、だからどうなん!とも思うね。秋篠寺の伎芸天の胴体は後補だけど、たいしたものだ。西大寺でも室町や江戸の知られていない名もない仏師が彫った仏像で、解説はない、図録にも載っていないがこいつは凄いなと思うのもある。まあ、単に好き嫌いだけかも知れないが、近頃よく、仏様は「心」で観るもの、解説は場合によれば煩わしいとも思うな。

  さんの言うこともわかるなあ。美術史家ではない人は、細事にとらわれず自由に鑑賞できる「特権」があるのかも知れませんね。

  おっと今日は珍しく氏と意見があっちまったかな。ハハハ・・(といつもの馬鹿笑い)。

テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

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